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ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)株価分析 2022.1Q決算 下落が続くも決算はピカピカ

zm

今回は、みんな大好きズームについて、書いていこうと思います。

まとめ

・ズームは、Zoom Meetingsを中心にSaaSを提供している。
・ズームは激しい競争環境にさらされているものの高い競争力を誇っている。
・売上成長率は191%と高かったが、減速している。
・企業側も減速は見込んでおり、Zoom roomやZoom phoneに力を入れていこうと考えている。

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ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM) 企業概要とビジネスモデル

本社米国カリフォルニア州サンノゼ
CEOEric S. Yuan
設立2011年
IPO2019年
時価総額97.622B

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズは、会社のミッションに、「ビデオコミュニケーションの摩擦をなくすこと」を掲げている企業です。

IPO時の幹事は、モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、JPモルガン、クレディ・スイスなどでした。

主なプロダクトは、

・Zoom Meetings
・Zoom Video Webinar
・Zoom Rooms
・Zoom Phone
・OnZoom (β版)

です。

SaaSとしてこれらのサービスを提供しています。

メインプロダクトは、皆さんご存知のZoom Meetingsで、最近は、Zoom Phone(クラウド電話ソリューション)やOn Zoom(イベントプラットフォーム)に力を入れているようです。

市場環境

競合には、CiscoのWebexやMicrosoftのSkypeやTeams、Googleのmeetsなどがあります。

2019年のIPO時のS-1にも記載がありますが、競争環境は激しいです。

Gartner社の2020年のMagic QuadrantではLeaderに位置付けられています。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のIR

Investor Relations - Zoom
The Investor Relations website contains information about Zoom's business for stockholders, potential investors, and financial analysts.

こちらのHPから、IRを参照できます。

では決算を見ていきましょう。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)直近決算 ハイライト

2022.1Q

◯非GAAPベースEPS: $1.32(+560%)(予想$0.99)
◯売上高: $956.2M(+191%)(予想$906.03M)

ガイダンス Q2
EPS: $1.14~1.15(予想$0.94)
売上高: $985~999M(予想$931.74M)

FY22
EPS: $4.56~4.61(予想$3.76)
売上高: $3.975~3.99B(予想$3.8B)

四半期の売上は、前年同期比191%増の$956.2Mとなった。
営業利益および営業利益率:当四半期のGAAPベースの営業利益は$226.3Mとなった。当四半期のGAAPベースの営業利益率は23.7%となった。
純利益およびEPS:当四半期のGAAPベースの純利益は$227.4Mとなった。EPSは、GAAPベースで$0.74となった。
現金および市場性のある有価証券:$4.7Bとなった。
営業キャッシュフローは、$533.3Mとなった。
フリー・キャッシュ・フローは、$454.2Mとなった。
従業員数10人以上の顧客数は約497,000社で、前年同期比で約87%増加した。
直近12ヶ月間の売上高が10万ドル以上の顧客数は1,999社で、前年同期比で約160%増加した。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のKPI

前期と当期ARR(年間経常収益)から算出されるNet Dollar Expansion Rateは12期連続で130%以上となりました。

今後も数四半期は130%を超える純ドル拡張率が続くものと見込んでいるようです。

Zoom 決算説明資料

Proは受注残のようなもので将来の売上となります。

Unbilled(請求済み)が90%増、Deferrd Revenue(未請求)が98%増、併せて、前年同期比94%の増加となりました。

残りの各四半期におけるびRPOの増加率は、年間更新者の数が少ないために、低下すると企業側は、予想しています。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のP/L

売上と成長率

四半期の売上は、前年同期比191%増の$956.2Mでした。

ダイレクト・チャネル事業を中心とした強力な販売・マーケティング活動と、予想を下回る解約率により、好調な四半期だったようです。

解約率が会社予想を下回っていた事はプラス要因に左右すると思います。

あとは、成長率191%という数字がどう評価されるかですね。

成長率で言えば前期からは鈍化しており、QoQでも成長率は鈍化しています。

SaaSビジネスは期毎の増加率が結構重視されるような気がしています。

zoom決算説明資料

アメリカ以外の地域の伸びが288%と突出しています。

粗利と粗利益率の推移

年々、粗利は順調に成長しています。

今回、粗利率(グロスマージン)は、72%と改善が見られました。

これは、主にパブリッククラウドのリソースの最適化によるものと説明されていました。

アップサイドやクロスセルがうまく行っていると想像します。

K-12教育(幼稚園(KindergartenのK)から始まり高等学校を卒業するまでの13年間の教育期間)の無償提供を継続する限り、グロスマージンは70%台前半で推移すると考えているようです。

また、最終的には、K-12の無償化がなくなり、80%前後になるという見通しのようです。

一般管理費、研究費、マーケティング費

General and administrative(一般管理費)、Research and development(研究費)、Sales and marketing(マーケティング費)は、それぞれ$154,089、$245,667、$65,175$でした。

人材採用への投資のため、一般管理費が増加しています。

研究費やマーケティングの売上に対する比率は減少しています。

zoom 決算説明資料

EPSの推移

EPSの推移です。EPSはQoQで減少しています。先程の一般管理費が利益を圧排したと考えられます。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のB/S

流動比率349.46%
自己資本比率71.20%

バランスシートは健全だと思います。現金があまりに余っている上、利益余剰金も、$899,999にも渡っています。

1億ドルのZoom Apps Fundを設立しましたが、まだ、かなりのキャッシュがあります。

この豊富なキャッシュを、On Zoomに充てるつもりなのか、はたまた買収をするのか。このまま残しておくのは勿体無いと思ってしまいます。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のC/F

営業キャッシュフローは順調に伸びています。

投資キャッシュフローは、増えていますが、現金と利益余剰金がたくさんあるので、問題ないと思います。

むしろもう少しガツガツ投資してほしいです。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)の株価(2021/6/2時点)

2020年10月に天井をつけてから下降トレンドが続いています。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)のバリュエーション(2021/6/2時点)

現在のP/Eは、88.7、P/Sは、36.8です。PSRは2020年10月ごろには、100以上でしたが、36.8という割高ではないと思いますが、なんとも言えない値まで下がってきました。

40%ルール

売上成長率+営業利益率で計算される40%ルールでは、

191%+32%=223%>40%

で40%を大幅に上回っています。

ズーム・ビデオ・コミュニケーションズ($ZM)の今後の株価どうなる?

ポジティブな点

・アメリカ外の成長率は288%と非常に強かった。

・解約率は会社予想を下回った。

・グロスマージンが改善した。

ネガティブな点

・売上成長率は191%で減速した。

・予想に対するアップサイドが過去に比べて少なかった。

・株価は下降トレンドにある。

・On Zoomのローンチや企業買収に関わる情報はなかった。

個人的には、解約率が会社予想を下回り、グロスマージンが改善した事はかなり評価しています。

プロダクトポートフォリオの強さや、ズームの営業陣の優秀さが光る決算だったと思います。

あとは、ネガティブ要素がどれだけ影響するかだと思います。

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